鼻はもっとも贅沢な器官

17/July/2025 in Kraków

*English ver

昨年、風邪の後遺症で嗅覚を失ったとき、これは五感の中でもっとも贅沢な器官だと思った。嗅覚を失っても、表面上は、生活に大きな支障はないからだ。
しかし生活の質は大きく下がった。食事の味は薄くなり、花の香りも感じられなくなった。

数ヶ月後、嗅覚が回復してくると、目・鼻・耳・口、そして皮膚というのは、この世界が与えてくれるものを受け取るための器官だと考えるようになった。これらは、世界とやりとりをするための器官なのだ。

この視点でシマリスを見ていて、こんな小さな動物のこんな小さな頭にも、しっかり目・鼻・耳・口という、世界と交流するための非常に高度なツールがしっかり備わっていることに新鮮な驚きを覚えた。


「人生とは何か?」
「生きる目的とは何か?」

この地球という星を遊び尽くすことだろう。
この「世界」というものを五感で味わい尽くすことだ。